盛大のうちに乳がん講演会を終えることができました。
ポカポカ陽気の中、ご参加くださったみなさん、準備・運営をしてくださったあけぼの会メンバーさん達、ありがとうございました。
私も受付を少しお手伝いさせていただきました♪
残念ながら片桐先生のご講演は聞くことができず(泣)
小川先生は去年に引き続き2年連続でご講演をしてくださりました。
私も脇のリンパを取っているので、リンパ浮腫は怖くて怖くて…。
でも、何をするにも怖がっていては生活ができません。
日常生活の中で最低限注意すること、自分でできるケアを知ることで、リンパ浮腫に恐れることなく生活ができる。
来年はぜひリンパドレナージの実演をしてもらいたいですね!!
そして今年も国立がん研究センターからアピアランスに関するご講演がありました。
藤間先生が、肌や爪のことを中心にご講演してくださりました。
抗がん剤が始まってすぐは、肌につけるもの、頭につけるもの、なにもかもに敏感。
弱酸性? 赤ちゃんの肌にも優しい? 低刺激? 低アレルゲン? オーガニック?
なにかいいのか悪いのかもわからず、インターネットやブログなどで調べて調べて・・・。
でも、必ずしも特別な製品を使ったり、特別なケアをしなければならないわけではない。
必要以上に敏感になり、疑心暗鬼になっていたのかもしれません。
そして第二部では『私たちの乳がん体験』と題して
あけぼの会メンバーさん達と一緒にパネリストを。
こんなにたくさんの方がいらっしゃる中で
自分の体験をお話しするのは初めて。
とっても緊張しました。
でも、あけぼの会メンバーさん、会長さんが一緒にいてくださったので
安心して自分の思いを話すことができました。
テレビや雑誌などでは若年性乳がんサバイバーの記事や特集があり
若くして乳がんになる人がいるんだなぁと感じることはあるかと思います。
でも実際に若年で乳がんになった人(私)を見ることで
徳島でもいるんだぁって実感していただけたのではないかと思います。
若年性ならではの悩み、辛さ、想いを多くの方に聞いていただける機会になり本当によかったです。
(ウィッグにヘアバンドでおしゃれを☆)
なかには若年で乳がんになった私が多くの人の前で自身の体験を話すことに対し
「辛いんじゃないか?」 「いたたまれない」 と感じたり
私の存在を守ってくださろうとしてくださる方もいらっしゃるかと思います。
実はそう思っていただけることが、逆に辛く感じてしまいます。
それはどこかで、若年性乳がんになった私のことを『かわいそう』だと思われているような気持になるからです。
優しさではなく、哀れみのように私は感じてしまいます。
私はたくさんの人の前で自分の体験をお話しすることは、我慢しながらしているわけでも
辛い気持ちを押し殺してでもしているわけではありません。
自分よりも年下の方にでも、年上の方にでも、異性であっても、お話しすることにためらいはありません。
今年の春に、顔、名前を出して取材を受けました。
それは自分なりに色々と考え決心したからです。
自分が生きているうちに、伝えなければいけないのです。
若年で乳がんになった私が、どのような思いで生きているのか、なにに悩んでいるのか、辛い思いをしたのか。
それが、術後5年間生かされている自分に与えられた任務です。
なので、これからも少しずつですが、自分の体験を多くの方に聞いていただき、
これからの若年でがんになった人たちへの支援につながればいいなと思います。
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