わたし vol.6

さて、地獄のようなECを4クール無事に済ませて、年明け2013年1月から

ウィークリーパクリタキセルとハーセプチンが始まりました。

 

ECよりは断然副作用が無いだろうと思っていたので、

EC地獄から解放される喜びでいっぱいでした。

 

とりあえず、初回投与は入院で様子を見ながら・・・。

アレルギー症状がでないように心電図をつけて点滴投与しました。

お昼ご飯を食べるほどの余裕♫

相変わらず点滴は腕を曲げれない場所でしたが回数を重ねているので

特に気にすることなく、左手で電話も食事もできました。

 

パクリタキセルもハーセプチンもアレルギーがでることなく終わり

翌日には退院し、外来通院で投与することになりました。

 

私はパクリタキセルを投与すると、すごく眠たくなるので

父やおばちゃんに通院を手伝ってもらいました。

 

 

パクリタキセル全12回、点滴して私に出た主な副作用は

 

【下痢】

夜中に腹痛に襲われて10分に1回トイレに駆け込んでいました。

ちょうど冬場で寒かったので、そのうち慣れてきた私は

トイレに掛物、スマホを持ち込みお尻を露わにしたまま寝て

お腹が痛くなったら用を足す。

というスキルを身に着けました。

油断して大好きな辛い食べ物を食べた後はすぐに下痢でした。

刺激物はだめだと知っていてるのに食べてしまうので、自業自得ですね・・・。

 

【引き続き脱毛】

ECで頭の毛は全て抜けてしまい、

残っていたマツゲや眉毛も

無くなってしまいました。

 

真冬で頭が寒くて帽子が手放せませんでした。

マツゲが抜け始めた頃は目に入って・・・。

体にいらない毛などないのだと感じました。

 

【末梢神経障害】

地味に辛かった副作用です。指先がしびれたり、手に力が入らない。

はじめの頃は点滴を終えたその日だけだったのに、

いつの間にかずっとしびれが取れず気持ち悪かったです。

お茶碗やコップを落としてしまい壊したり・・・。

手が思うように動かなくて仕事ができるのか不安になりました。

【浮腫】

 

体重が10kg増えました。

最後にはマブタも腫れて

なんとも言えない顔に・・・。

 

先生からも浮腫みを心配されましたが

利尿剤を飲まず様子を見ました。

 

パクリタキセルが終わってしばらくすると、風船がしぼむように体重も減り

顔の浮腫みも消えました。

 

【肝機能上昇・貧血】

回数を重ねるごとに肝機能が高くなっていきました。

特に症状はありませんでしたが、とりあえずお薬を内服し元通りになりました。

 

産まれて初めての貧血。

少し歩くだけで息切れ、階段が登れない、いつものスピードで歩けない。

なんか変だぞ。

という感じはありましたが自分ではわかりませんでした。

点滴投与前の採血で貧血をしてきされ始めて

これが貧血なんだ!!!!と知りました。

お薬を飲むことなく改善しました。

いまではトコトコ歩けます。

 

【粘膜障害】

お恥ずかしい話、お尻のただれ・・・。

頻回の下痢に耐え切れなくなり、血が滲むほど(´;ω;`)

軟膏を処方してもらい自分で注入することに・・・。

 

あと、陰部もティッシュで拭くだけで切れました・・・。

粘膜障害もあるのでしょうが、毛も無くなってるので

ダイレクトにティッシュの摩擦が・・・。

すごく痛かった(´;ω;`)

 

おすすめは赤ちゃんのお尻拭きです。

ティッシュでは摩擦が強すぎるので、お尻拭きでそっと処理してください。

 

 

【爪】

私はECの時からフローズングローブをしていたので

手の爪は黒くなったり、剥がれ落ちるようなことはありませんでした。

でも爪が薄くなっている実感はありました。

まるで赤ちゃんの爪。

 

普段仕事をしているときは爪のおしゃれできなかったので

妹に教えてもらったりしてネイルシールを使っておしゃれしました。

【関節痛】

ECの時の関節痛は一時的なものでしたが、パクリタキセルの関節痛は

ずーーーーっとでした。

指もそうですが、足の関節が痛いのはさすがに困りました。

 

朝起きてすぐに歩けない。

階段も這いながら登ったりしました。

浮腫みのせいで体重が増えて膝が痛いのか、それとも副作用なのか。

最後にはわからなくなるほど。

主なものはこんなところです。

書き始めると次々小さな副作用までたくさんあるので(;''∀'')

そしてパクリタキセルが残り

半分という頃に、私の血管は

役に立たなくなりました。

 

点滴針が入らなくなってきたのです。

 

 

 

そして最後には禁断の場所へ・・・。

 

 

 

 

キャーーーー( ;´Д`)

そして私はこれから6回残っているパクリタキセルと1年間投与する

ハーセプチンを安全に投与するためにCVポートを入れることにしました。

 

簡単な手術なので入院はしなくてもよかったのですが

私は自分で病院に行って自分で帰ろうと思っていたので

傷が痛かったら運転できないので一泊入院することにしました。

 

約1時間ほどの手術でCVポートが自分の中に入りました。

ジクジク痛かったですが、お乳の手術の方がよっぽど痛かったので平気でした。

愉快な手術前の私・・・。    CVポートが入ってすぐの傷。

 

 

 

なんだか胸も無くなって、髪の毛も無くなっている自分にCVポートが

入った瞬間、自分が人間でなくなったような気持になりました。

 

でもCVポートのおかげで、その後の点滴はすごく楽になりました。

針を刺すときに多少の痛みはありますが、点滴中に針を気にすることなく

リラックスして受けることができました。

合計12回。4か月かかって

パクリタキセルを点滴しました。

 

 

ECとは比べ物にならないくらい

楽でした。

それはムカムカが無かったからかな?

 

 

でもやはり副作用は私の体にも出ました。でも、投与と延期したり、中止するほどのものはなかったので、予定通りのスケジュールで終えることができたことは、本当によかったです。

 

これも若さ? (笑)

 

 

これで残すはハーセプチン!!!!  10回ほど残ってるけど・・・。