Sister × アカカタバミ

 

2月から徳島新聞朝刊で連載していた

『ママになりたい 不妊治療の現状』

毎日色んな事を考えながら読んでいました。

 

そして8回目の連載で目に留まったのが

流産や死産などによって子どもさんを亡くされた親の会『アカカタバミの会』でした。

 

昨年発足したということ。

同じような境遇の人たちがお互いに支え合っていける場を作りたい。

 

記事を読んで思わず代表の方にメールを送りました。

私自身も若年性乳がんサバイバーであること。

昨年Sisterを発足し活動していること。

そして将来家族を持つということへの希望と不安。

 

 

 

そしてメールで連絡を取らせていただくようになり、昨日、お会いさせていただきました。

 

お1人で会を運営されており、私も同じようにSisterを運営しているので、

一人ならではの苦労や悩みを共有しました。

子どもさんを育てながらアカカタバミの運営までされているなんて、

すごくパワフルです!!

 

 

私自身、結婚もしていなかれば、出産・子育てもしていません。

そんな私ですが、代表の方は自身と子どもさんに起こったできごと。

その時の悲しさ、苦しさ。

そして今でもその辛さを抱えながら生活を送っていることを話されました。

 

 

県外の施設では死産で産まれてきた子どもさんの足形や手形を取ったり、

その子どもさんがお腹の中で生きた証を残してくれるところも多いそうです。

しかし県内では、そのようなケアが浸透しておらず、代表の方の子どもさんも

何も残してあげることができなかったと話されました。

 

その証があることで、先に進めない。

と、いう考えが優位になっているようです。

そして日本での死産に対する扱い。

 

 

『なにも残ってない。』

その一言に胸が締め付けられ、話を聞きながら涙がでました。

 

 

これから私自身も、家族をもつということが、近い将来くるかもしれません。

その時に、自分のお腹にいて、一緒に生きていた我が子が、存在すらしていなかったように

扱われるのはとても悲しいことです。

私には想像もできないような辛さ、悲しみを乗り越えて

子どもさんを育てていらっしゃる代表の方は、本当に強いなぁと感じました。

 

母は強し!!

 

という言葉があるように、そのような辛い経験をされたなんてわからないほど、キレイでたくましくて強い女性だと感じました。

 

しかし、その中で今でも葛藤があったり辛い気持ちをだせない現状がある。

だからアカカタバミの会を発足させ、同じような境遇の方への支援を行っているのだと。

今では死産で産まれてきた子どもさんへの小さな小さなベビードレスを手作りし、活動に対しご理解のある施設へ寄付しているそうです。

 

 

上の写真はアカカタバミさんのブログから頂きました。

お庭に咲いている、アカカタバミの花です。

花言葉は『喜び』『私はあなたとともに生きる』

 

下記はアカカタバミさんのポスターより引用させていただきます。

 

2015年10月に子どもを死産で亡くしました。つらく悲しい思いを語れる場もなく、一人で悩み続けていいた中で、インターネット・ブログ検索により、同じ経験をされた方と交流し、優しい言葉をかけてもらったり、経験した人以外では理解しがたい想いを打ち明けたりすることで、心が救われることがたくさんありました。
その中でひとつの想いがふくらみました。それは、流産・死産・新生児の死でお子さんを無くされた家族が同じ経験した人同士で互いに想いを語れる場、寄り添える場をつくりたいと強く願うようになったのです。そして、それをきっかけでアカカタバミの会を立ち上げようと思いました。一緒に語らい、気持ちを分かち合えることで辛い気持ちから産まれてきてありがとうという気持ちへと変わってくると嬉しいなと思っています。
子どものこと、身体のこと、何でも結構です一人で悩まず私と一緒に泣いたり、笑ったりしながら、語らってみませんか。

 

 

実際にお会いさせていただいて、本当によかったです。

 

私やアカカタバミの代表の方が経験した事は、

同じ境遇の人しか理解してもらえない。

経験してない人にはわかってもらえない。

 

当事者はどうしてもそう思いがちで、自分の苦しさを人に言えない事も少なくありません。

 

でも、今回、当事者同士じゃなくても、経験した辛さや苦しみはわかってもらえるんだ。

そう思うことができました。

 

本当にありがとうございました。

そして可愛い可愛い子どもさんも、

長い時間一緒にお付き合いしていただき、ありがとうね♡

 

アカカタバミさんの活動予定はブログでお知らせしています。

同じ経験をされた方に、アカカタバミさんを知っていただきたいです。