2月18日、23時に徳島を出発し、
2月19日5時半に名古屋に到着しました!!!
名古屋に行くのは初めてだったので
右も左もわからない・・・。
しかも早朝に到着したもんだから
寒いは暗いは・・・。
とりあえず名古屋城は見に行けないので
ナナちゃん人形を見て撮影してきました。
素敵なおみ足ですね~
早朝だったので、やや不気味な写真になりました。
そして名古屋といえばモーニング!!!!
前日に妹がリサーチしてくれてた数件のお店から、私の大好きな言葉である
『食べ放題』が付いているお店に行くことに。
さすが私。
なかなか辿りつけず、行ったり来たりしてました。
でもなんとか開店前に到着することができました。
490円でパン食べ放題・・・。 すごすぎます・・・!!!!
たくさんのパンが並べられていました。
お店は開店と同時にほぼ満席になっていました。
私は3回ほど往復して約10個のパンを食べました。
取りに行くたびに違うパンが並んでいるのでついつい取ってしまいますね~☆
時間があったらもっと座っているんだけど、
セミナーの時間もあるので45分ほどの滞在でした。
そしてセミナー会場までウォーキングしました。
案内では徒歩20分でしたがミニマムな私が歩くと40分ほどかかりました。
『女性がん患者』特有の心身の苦痛を支援するというテーマのセミナーを受講しました。
講師の先生は渡邊知映先生です。
ずっと前から知映先生とお会いしたいと思っていました。Stylesという若年性乳がんのコミュニティの発起者でもあり、がんと生きる女性のための研究の第一人者でもあります。
なので今回のセミナーは本当に楽しみでした。
どんなセミナーなのかワクワク♪♪
がんとがん治療が与える女性性への影響として
①ボティーイメージの変化 乳房切除術・ストーマ増設による外見の変化
抗がん剤による外見の変化
女性のシンボルを失うこと(乳房・子宮)
②家族内役割・社会的役割の変化
妻・母としての役割を続けること
育児・介護負担の増大
職場へのカミングアウト
職業人としての役割
③性・生殖機能への影響 妊孕性の喪失
性機能障害
パートナーとの関係性の変化
④がんの遺伝子をうけつぐこと
遺伝性乳がん卵巣がん症候群
子どもや親族に関してどう共有するのか
色々なことに影響を与えます。もちろん男性にも当てはまることがたくさんあります。
その中でも、私のように若年でがんと共に人生を歩んでいかなければならなくなった
人にとっては性のこと、妊娠や出産のことは大きな問題になってきます。
でも、そのようなことをオープンに医療従事者に相談できるでしょうか?
医療従事者も患者さんに聞くことができますか?
触れずにそっとしていることが多いと思います・・・。
私は治療中で将来の妊娠・出産について悩んでいる時に、特別な資格をもってらっしゃる
看護師さんとの関わりの中で忘れられないことがありました。
将来の妊孕性への不安を相談したところ、現在彼氏がいるのかを尋ねられ、
今は彼氏もいないし、結婚の予定もないことを伝えると、その看護師さんは
『まずは、そっからだよね。』と一言。
どれだけ傷ついたか。
彼氏もいない私が将来、子どもを産みたいと願ったり、悩む権利はないように感じました。
それをきっかけに『妊娠・出産』についての悩みは誰にも言わないようになりました。
誰にも聞かれずにそっとしてほしいと、心の底に沈めることにしました。
それからは、街で子どもつれの家族をみると涙がでてきたりと心が不安定になりました。
今思えば、自分自身で『もう私は将来、妊娠できないんだ、子どもを産めないんだ』
と決めつけれいたように思います。
こんなこともあってセミナー後半に行われたロールプレイ、
患者役をする時に、その役が自分と重ね合わさって涙がでてきてしまいました。
そんな私をグループのメンバーさんがさすってくれたり、一緒に泣いてくれたり、
「無理して役をしなくていいよ」と声をかけてくれました。
私は最後までロールプレイとしての患者役をしましたが、自分自身になっていました。
あの時、辛い言葉しかかけてもらえず、自分の中で閉じ込めていた気持ちが、自然と言葉として出てきて、悲しかった気持ちが涙として流れました。
あの時の辛さや、今までの辛さが、ロールプレイを通して浄化されていきました。
今回のセミナーは患者さんへの支援を勉強するだけでなく、
今まで苦しんでいた私自身が救われたセミナーとなりました。
とっても貴重な時間となり、素敵な出会いもありました。
ロールプレイのメンバーさんには本当に感謝です。
初めてあったのに、こんなに自分のことを話すことができるなんて・・・。
この人たちにだったら全部言える、全部受け止めてくれると心と体が思ったんだと。
私もみなんさんみたいな医療従事者でありたいなぁと思いました。
また、連絡先まで交換させていただいた先輩も(*^_^*)
これからスペシャリストになるための道を進まれるようです。
遠く離れた場所ですが、きっとまた会えると思います!!
本当に実りのある時間を名古屋で過ごすことができました。
お土産を買っている時も、思い出しては涙が出てきて、胸には何とも言えない温かい気持ちがこみ上げてきました。
医療従事者としての“これから”にも繋がりますが、乳がん患者としての“これから”にも大きく繋がっていくはずです。
今まで心に押し込めていた気持ちをオープンにしたことで、
なにか少し変われる気がしました。
自分が心をオープンにして苦しみや辛さを共有しあえるように
関わっていければと思います。
知映先生、一緒に勉強したみなさん、ありがとうございました。
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